『輪舞曲』と『AirCity』にはいくつかの共通点がある。

まず、韓流スター「チェ・ジウ」のお蔭で莫大な予算が付く。

莫大な予算を目の前にすると、何故か制作者たちはアクションシーンに凝りたくなるものらしく、
あるいはほかに使こを思いつかないのか、いずれにしても、
その予算は特に番組の初期においてチェ・ジウのためには使われることはなく、
逆に出番さえ少なく、片隅に追いやられる。

その番組宣伝時には「チェ・ジウ」を思いっきり前面に掲げて利用するだけ利用しておいて、
実際ドラマが始まると不当な格下げ状態となる。

そしていずれもスタートダッシュの失敗が致命傷となり、
以後どんなにもがき苦しみ挽回しようとするも、
結局は浮かびあがることができないまま、
内容的にも中途半端で消化不良のまま終焉を迎える。

どちらのシナリオも多くの疑問が残る。
一体どのような準備をしていたのか？
たくさんのプロが集まっていながらこのような内容で視聴者をひきつけることができると考えていたのか？

さまざまな要因がありながら、批判を一手に引き受けるのは、もちろん、いつも「チェ・ジウ」である。

チェ・ジウはどちらにおいても回を追うごとに痩せ細り、
時として疲弊の色が濃く画面に現れる。

そして、、、これは残念ながら認めなければならない事実であるが、
記者会見や撮影の合間のオフ・ショットを見るにつけ明らかなのは、
カメラが回っていない時の「チェ・ジウ」の輝きの前には
「ユナ」も「ハン・ドギョン」はまったく敵わない、ということである。

たぶん「ユジン」は「チェ・ジウ」に負けず劣らず輝いていた。

願わくば次にチェ・ジウさんが演じる「誰か」は、チェ・ジウさん自身の力で
「チェ・ジウ」に負けない魅力的な人にしてほしい。

それが実現することを信じているし、心から期待し、待っています。